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ふるがる

偏在的放棄性脱力癖を誘発する二次創作ブログ

2025/10/19

スタワ感想

ども。弐新です。
久々にカービィジャンルでの更新になります。現実での色々が落ち着いたあたりでスタワがあり、ディスカバ発売から3年越しにエフィリスの良さに気付きましたので、ぼちぼち出戻りでもやろうかということになりました。まとまった文章を書くのも久々になるため、お見苦しい点など多々ありますでしょうが、なにとぞご容赦ください。長いので畳みます。それでは続きからどうぞー。



エフィリンが「神秘的」ならエフィリスは「神々しい」だよね〜と思いながら描いた。ここからどうやって捕獲する流れに持って行くんですか???ってなるぐらいの威厳を描くことを目指した。できたかは知らん。
ところでエフィリス初めて描いたんですけど、顔だけめちゃくちゃ描きやすくてビビりました。セクトニア様描くときとだいたい同じノリでいける。首元にモフモフがあるのも一緒だし……。何でしょうね、カービィ世界の美形ってこういう顔立ちに収斂していくんですかね。宇宙規模で。
あとエフィリスの腰がまーーーじでえっちすぎる。全年齢で出していいんですかこれ。カービィのラスボスをエロい目で見るな←これ無理。

とりあえず並べて描いてみた。言うほど似てないなと思ったのは秘密。
セクトニア様も、悪の企業に不同意で細胞採取されてクローンまで作られたことがあるんですよね。研究対象になった経験のあるラスボス同士で仲良くしてほしいですね(その話題で盛り上がるんキツいて)。

3年越しにエフィリスの良さに気付いたとはいっても、ディスカバ発売当時からラスボスなんかかわいいなこいつとは思ってはいましたよ!サントラも限定版確保してますし。3年前は別ジャンルにいてちょっとそれどころじゃなかっただけで。小説とか漫画とかは……現時点(25年10月)ではまだ追えてないですけど……まだ楽しみをとっておいているとも言える。とにかくスタワでの追加情報が個人的に刺さったかんじです。
なんかこう……新世界人と侵略種との実力が拮抗してるというか、どっちも負けっぱなしじゃなくて妙にしぶといところが好きですね。どちらも生命力強すぎというか。だって侵略種として飛来してきた謎の生命体の捕獲に成功しちゃう新世界人強すぎるじゃないですか。さらにそいつを研究してワープ技術までちゃっかり手に入れてるのもやばすぎだし。その末路がどうやらハルカンドラに繋がるっぽい?ことにさえ目をつぶれば、新世界人たち鬼つええ!と思っちゃいますね。
エフィリスもエフィリスで、飛来時に大陸沈める・原生種取り込みまくるなどして相当暴れたっぽい様子でしたし、完封されて研究対象扱いののち見世物扱いののち放置されても結局は生き延びて、また別の星を侵略する気満々だったところ、反省とか一切ないし大変しぶとくて良き。普通なら宇宙の果てまで追いかけてでも新世界人たちのところまで復讐しに向かいそうなところですが、それをしないのは何故なんでしょうね。切り替えが早いというか、人間の思考回路とは全く違う侵略への野心を持ってるかんじ?研究対象だった頃に学習性無力感をさんざん植え付けられたせいとかだったら……それは……薄い本が厚くなるな……。リョナ的な意味で。個人的に言うと、新世界人たちが移住したことをもって結果的に侵略は達成できたとも言えるからじゃないかと考えています。あくまで星への侵略が目的なんであって、受けた屈辱を晴らすことよりも新しい侵略対象を探すほうが優先順位高いのかな?と。うーん、人外の思考難しい。
そもそもエフィリス的に新世界人たちから受けた扱いが屈辱だったかについては異論はないんじゃないでしょうか。ないよね?フォルガトゥンランドでツアーのファンファーレ響きまくってるし、魂沌神種になってもultimate life-forms連呼してくるし。魂沌新種からはもうほぼ感情が残ってないとは(ファミ通攻略本で)言われてたけど、そもそも感情あったんだあ……なるほど……という感じですし、それではご覧くださいについてはまだ根に持ってますよね?と聞きたくなる。レオンガルフには自分のこと「美しい」とか言わせてたし、本人的には星に滅びをもたらす完璧な存在としての自負が強そうで、そんな彼からしたらそりゃーあの一連の扱いは屈辱だっただろうなと思っています。だからこそ安易に復讐に燃えてそうな様子じゃないのが、かえって内面がミステリアスで良いんですよね。まあ今後の追加情報で、内心めちゃめちゃ復讐したがってました的なことになっても、それはそれで人間くさくて好き!ってたぶんなるだろうな。私は単純なオタクだから……。
あとはフェルミパラドックスアンサーについてのアニヲタwiki(仮)の解釈が好きです。
技名の「アンサー」の意味合いは「異星の文明同士が出会えないのは、出会う前に自分が滅ぼしているからだ」とでもいったところか。
(出典:ID-F86(星のカービィ) - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ))(最終閲覧日:2025/10/19)
これいいですよね。傲慢で。
それとスタワでのエフィリンの台詞によると、エフィリスも新世界に来るまでに一度スターリーに捕捉されたことがあったっぽいことが示されていました。宇宙の邪悪な存在を封印して浄化するスターリーにかつて遭遇していたってことは、エフィリンが分離するきっかけになった良心が芽生えたのもスターリー由来なのでは……?エフィリスにもちょっとはあったとされていた博愛の心も実は外付けってことになると、侵略種まじ度し難いですね。
あとエフィリスの侵略の動機が「野心」って言われてるところも好きです。侵略種という生き物としての本能とかじゃないんですよね。もし本能だったらエフィリンとの分離が良心vs本能になって、当人にしか分からない領域でなんかすごい葛藤してそう感出ちゃうんですが、ところがどっこい野心なんですよね〜〜〜。単に自分がやりたくてやってるところに外付けの良心が邪魔してくるんですね。侵略種まじ度し難いですね(二回目)。好き。

それと、スタワでは新世界人たちが仕掛けたプロパガンダの裏側が明かされたあたりも好きです。元からWELCOME〜は移住促進プロパガンダソングとか何とか一部のファンから呼ばれていましたが、ややネタ的な向きがあったところ、作中でも実際にそうであったことが確定しました。流星=侵略種のもたらす被害が深刻なあまり、新世界人たちが新しい星へ穏便に旅立つ必要があったらしい裏事情が今回明かされたことで、それではご覧くださいとかっつってID-F86をナメてたプレイヤーごと、新世界人たちの扇動に引っ掛かっていたことになるというね。やや意地悪といえなくもないですが、こういうひっかけがあるほうが個人的には断然好みです。
というかもともとガチャルポンの説明文で「手狭になってきたこの星から飛び立つ」とか書かれてたわけで、矛盾はしないんですよね。新世界がなぜ手狭になったかというと古来から飛来するたび時には大陸を沈めてくるという侵略種のせいでした、という理屈。

そして熊崎Dが手掛けるカービィ作品にかつては豊富にありつつ、今作の黒幕周りには足りなかった成分「絶望」をNEICHELさんがほぼ担う羽目になったわけですけども。30周年フェスのときあんなに華やかに歌ってたのにこんなことになるなんて、誰か予想しました?
未完、あれこれ考えずに聴いたら良い曲なんですよね……。あれこれ考えると暗くなってきますけども……。最初聴いた時の印象は「NEICHELさんの思想の原液だ……!」でした。WELCOME〜やTWINKLING〜にはなかった皮肉と閉塞感に満ちた歌詞は、表にはそのまま出すと濃ゆすぎる、正に原液といって差し支えないでしょう。もし歌姫の作品として発表する機会が万が一あったら、絶対誰かのチェックが入って、もっと表現を丸めたマイルドな歌詞にされるはず。サビでは「君」と会うことを夢見る気持ちを歌い上げることで、未来が見えたが故の閉塞感を打ち破りたい人恋しさが伝わってきて、切なくてグッときます。「君」に会う願いは叶わなくても、最後に自分の気持ちを表現できて幸せを感じたって、クリエイターの鑑すぎて尊敬する。
というかディスカバ発売当時のインタビュー読み返してたら、当時からNEICHELさんが新しい星に移住したとは明言されてなかったことに気付いて泣いた(ソースはこれ)。どこかに行ってしまって、って……こんな書き方ならてっきり新世界人みんなと一緒に移住できたんだと思うじゃん……ディスカバ本編時点の新世界にはいないし、じゃあいま一体どこにいるんですか……。
それに、エフィリスがNEICHELさんの歌に惹かれて新世界にやってきた事実、NEICHELさんもつらいしエフィリンもつらいでしょうがよ……。かつての片割れが、憧れの歌い手の住む世界を滅びに追いやった張本人だなんて知りたくないでしょうよ……。いつしか双星は〜にWELCOME〜のアレンジが含まれることにも嫌な文脈ついちゃうしよ……。エフィリンはもう一歩思考を深めたら事実に気付いてしまう危うい位置にいる気がしますが、どうか無邪気なきみのままでいて……。
もうあれだ、NEICHELさん、未完のメロディ打ち込みが終わって歌を収録する直前にナゾのうずに巻き込まれて今はプププランドで楽しくやっています的な超展開が起きててくれ。それくらいでないと報われない。

総合的に言えば、スタワの追加情報、とっても気に入りました。ディスカバ本編時点では舞台装置の一部に過ぎなかったNEICHELさんの、移住計画実行中には表に出なかった事情や心情が今回明かされたことで、本人はもういないのにキャラクターとしての存在感がグッと浮き出てきましたよね。不在の在?的な?うまいことやりますよねー。
ダークタランザのテーマ曲名も出たことだしさ……。8年待ちましたよ!!!とにかく嬉しかった。勢いで過去の同人誌をWEB再録しました(これ)。
悔恨……。悔恨の貴公子って当時知ってたら、もうちょい暗いキャラに描いてたかもしれない。登場シーンがニッコニコだったからハイテンションな奴にしちゃってたな。
ていうか、名前出てない曲もちゃんと管理してて、機会があれば出してくれるんだな……。「奥からゴロリン不思議岩」の時も思ったけどさ。トリデラの1-3の曲ですがあれだけサントラで収録されてなくて、んん?と思ってたらスタアラのサントラに入ったんですよね。機会をじっくり待つのが大事ってことですかね。スタワの追加曲も、いつか物理媒体で出ると信じてるよ……!!!サントラの商売色々厳しそうとは思うけど……!!!どうか……!!!

エフィリスとメフィリスの兄弟関係も気になる。エフィリスの槍がアンタレスという名前なのはディスカバ当時から出ていた情報ですが、彼の長兄にあたるメフィリスの槍の名前、よりによってアーレスて。長兄が先に名前つけるものと思いきや、完全体になった順序から言えばエフィリスが先ですよね。取り込んだものによって生成される武器は変わるらしいし、結晶のついたあの槍の名前がアーレスなら、原生種を取り込んだ螺旋モチーフの槍のアンタレスが先なんじゃないでしょうか。どちらにせよ、片方への対抗心バリバリでつけた名前であることは確かなように思います。仲悪い兄弟概念良き〜〜〜。
気になるところもうひとつ。メフィリスが飛来した理由は同胞たち(複数形なのはエフィリンもカウントしてるからかな)の失態を察したからとのことですが、失態って何のことを指してると思います?まっさらなセーブデータで始めると草原ステージをクリアした段階で飛来してくるので、エフィリスがカービィに倒されたことが理由ではないんですよね。個人的には、エフィリスがエフィリンと分離して侵略が続行できない状態に陥ったことを指してると思うんですがどうでしょう。ID-F86の活動停止から本編開始までは、新世界人の移住が完了して街が廃墟になるくらいの時間が経ってるので、お兄ちゃん来るの遅くない?とも思いますが、銀河の彼方から飛んでくるならワープ使ってもそれくらいかかるのかなぁ……。
この説を採用すると、メフィリス飛来時のテンションは「エフィリスてめえいつまで寝てんだボケ!こんな星さっさと片付けて次行くぞオラァ!」って感じで、エフィリスは「そのための材料集めを今やってんだろうがクソ兄貴!スターリーごときに捕まってるくせに偉そうにすんじゃねえ!」って返すような感じでしょうか。2人ともここまで口悪くないと思いますけど。宇宙を荒らして回るヤンキー兄弟みたいになっちゃった。

エフィリスの英語版での綴りがelfilisなのいいよね。エフィリスのエはエルフのエ、メフィリスのメはメテオのメ。
英語版でもういっこ好きなところ、それではご覧くださいのアナウンスで「the ultimate life-form:specimen ID-F86」って呼ぶところ。「究極の生命体の標本」ってすげえ尊厳破壊だよな……。標本にできる時点で究極じゃなくない?って撞着が起きてますよね。新世界人側も大概傲慢でヒヤヒヤする。「流星伝説で言われる侵略種とか実際全然大したことないしお陰で手に入った夢の技術で移住するよ!手狭になってきた星なんて捨てて新しい世界に行ってみたいよね!(実際のところそうしないとほんとにヤバい)」っていうプロパガンダの一環だからだろうけど。そんで魂沌神種状態では「specimen」部分をカットして「ultimate life-form"s"」って複数形っぽく見せかけてリピートされるっていうね……。実験体扱い、よっっっぽど不服だったんだろうなあ感がしみじみと。
侵略種が厄介なのって、自分自身が行動不能でも代替手段作り出して行動不能状態解除しようとしてくるところにもある気がします。エフィリスはエフィリンと分離して身体維持できなくなってもカプセルの中から思念波飛ばしてアニマルたちを操ったり、モンスタートレーラーに轢殺されて身体を失っても精神世界構築してソウルだけ避難させられたりとか、改めて考えるとかなり反則まがいなことやってます。メフィリスもスターリーに封印されながらでもギャラクタル仕向けてきたし、侵略種みんなそれくらいはできるっぽいですね。究極の生命体と言われるだけあるしぶとさですよね。

エフィリン。これ描いてる時、最終的にはエフィリンって、スターリーを取り込んだメフィリスの槍を借りパクして原生種と夢見鳥を取り込んだエフィリスとひとつになったってこと?かわいいかおしてやべーやつじゃん……って考えてたんですけど、ZEXクリア後のムービーを改めて見たら解釈変わりました。魂沌神種撃破後、スターリーの形をしたきらきら達と丸いきらきら達が散って、最後に残った光だけをエフィリンは受け止めているので、他の魂はこのときに解放されていて、最終的にはエフィリスの魂だけとひとつになってるっぽいですね。ロマンチックでいいですね(Chu!カプ厨でごめん)。

はい、語りたいこと語ったら6000文字くらいになりました。今回はこのへんにしときましょう。
ここからは作品の解釈とかない無責任な独り言なので読まなくていいです。またこんど!











今回カービィジャンルに出戻りをしましたが、今後の活動をどうするかは未定です。
個人的に今アツいのはリス×リンなんですけどね。エフィリスはエフィリンがいないと身体維持できないので彼に執着していて、エフィリンは片割れと比べるとか弱いため普段は悪意に怯えるが、いざというときに勇気を出せる芯の強さがあるし、敗北したエフィリスを優しく包んであげられる慈悲を持つのも片割れたるエフィリンしかいないという、ジェミニのこの関係性には非常にグッとくるものを感じます。
でも……二次創作筋がすっかり衰えていて、漫画を描ける気がしない……。さしあたり偉大な方々による先行研究(つばさ小説、まんまる日記、同人誌)を参照させていただき、自分の中で新しい解釈を練りたいと思っています。
来年3月のオンリーにサークル参加できたらそれが一番いいなあ……。私が過去通ってきたジャンルでは、すごく好きでも同人誌までは描けなくて去ったことも何回かあるので、今回もそうなるかもしれないです。知らんけど。

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負の走光性持ち人間。道端の石とかめくったらいるタイプ。

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