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ふるがる

偏在的放棄性脱力癖を誘発する二次創作ブログ

2017/02/12

カービィ小説6巻感想

カービィの小説のうち6巻だけ読んだので、感想絵を描いたり妄想感想書き散らしたりしました。
絵自体はまぁ普通なんですが、感想がネタバレ好きほーだいです。それでもオッケーな方のみ、続きからどーぞー。

最後のシーンで、「鏡の世界にカービィたちを呼んだのはタランザを救ってほしいというセクトニアの想い」的なことを匂わせていたのが、(タランザにとって)救いがあって良いですね。
タランザがあのまま幻影に囚われっぱなしだとどー考えたって良い方向には転ばないだろうし、鏡の奥深くでセクトニア様も困ってただろうなーと考えながら描きました。

以下感想↓
ネットで事前に「タランザが病んでる」って評判を散々見ていたのでわかってはいたことですが、ほんとに病んでました。心が。
あのラストも、鏡への未練が断ち切れただけであって、セクトニアを喪った傷が癒されたわけじゃないですよね。むしろ本編と合わせて2度も愛する人から別れを告げられたわけで、自力で抜け出せないほど幻覚に魅せられていたタランザはさぞつらいだろうなあ…と思いました。
ゲームでの話になりますが、真格闘王でのきせきの実は、セクトニアにもう一度会いたい一心でタランザが捧げたものだと私は解釈しているので、タランザからセクトニアへの想いは相当深いと考えています。
真格ルートはifではあるんですけど、そうじゃなくても、ずっと仲のよかった相手への追慕はなかなか消えるもんじゃないですよ…。そりゃ厳しい現実と優しい幻想なら断然後者を選ぶ。私もそーする。
なんだろー、タランザこれからほんとどうするんだろ…。デデデンZでデデデと仲良くしてるのが判明したので、そのあたりでの交流がちょっとでも癒しになるといいのですが…。
小説のほうのデデデの性格でタランザと仲良しできるイメージがあんまり湧きませんが、そこを考えるなら他のシリーズも読んで判断しないと、ですね。

セクトニア様は「もういない」扱いなので、当たり前ですが、ほぼ台詞がありませんでした。でも既にいないキャラの存在が後々も他のキャラの心に響き続けるシチュは、そのキャラの影響力の強さを思わせてすごく好きです。
というより私が勝手にそういうカプばっか好きになってるだけなんですけど。どっちも死んでない(し作品的にこれからも死なない)せいしんにハマってるのがむしろ私の中ではかなりレアケース。どうでもいいですねこの話。
セクトニア様が徐々に狂っていった原因がディメンションミラーの効果にあるってこと、作中で触れるのかなーと思ってましたが、特に何も言及されませんでしたね。まぁそこまでやるとタランザの話に尺が割かれすぎるし、作品のテーマである「トモダチ」から話がズレてしまうからでしょうか。
せっかくタラセクの過去がもっと語られそうな機会なのにもったいない、と貧乏性オタクは思ってしまいますが、児童向け小説を成人した大人がオタク的に読むばかりか注文までつけ始めるとさすがに気持ち悪いので、あんまり言わないようにします(言ってる)

他のキャラについては、作中でゲームのネタばしばし使う割にデデデの性格がアニメ寄りなのが気になりましたが、おおむねイメージ通りで楽しめました。
クレイシアちゃん変人かわいい。もーププでも変人でしたねあなた。かわいい。「あたしの心は冷蔵庫のように冷たく~」って台詞が好きです。メカクレ芸術家で常時おっとりほわほわふええ~系かと思いきや尖った性格の変人キャラで、勝気なエリーヌともタメ張れるって、かなり良いバランスの二人ですね。かわいい。
マホロアについて、私まだwii本編やれてない(ついでに言うとタチカビSRも)のであんまり詳しいこと言えないんですが、マジ外道ですね!褒め言葉ですよ!

でも、マホロアがセクトニアの知り合いってことだけは本当だったらいいなと思っています。タランザとは友達じゃないことは確かでもね。虚実織り交ぜることで嘘を信じやすくさせる的なアレで。
だってほらワイルドワールドのどっかの屋敷にマホロアの肖像画あったし、タランザがマホロアのこと全く知らないんだったらあの横にあるセットっぽい肖像画は何なんだって話になるし。じゃああれは実は蜘蛛姿時代のセクトニアの絵で、タランザ不在の時にでもマホロアがフロラルドを訪れて、セクトニアと知り合った記念にあの肖像画が描かれたんじゃないか?とか、そういう妄想を考えました。
セクトニアが蜘蛛姿を捨てた時に昔の思い出にまつわるものを全て処分してしまって、流れ流れて帝都から遠く離れたお化け屋敷にあの絵が飾られるようになった…とかね。
同じ部屋に置かれているってだけでセットでも何でもないかもとか、セクトニアの年齢(推定1000歳以上)(諸説あり)とマホロアの年齢(不詳ではあるけどあまり長生きしてそうでもない)が噛み合わないだろとか、肖像画の人物はセクトニアほど髪が長そうに見えないよなとか、疑問点はいくらでもありますが、ただの妄想ですしおすし。

後半ただの妄想語りになってしまいましたので、感想を一言でまとめると、病んでるタランザはかわいかったです(最低)

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