忍者ブログ

ふるがる

偏在的放棄性脱力癖を誘発する二次創作ブログ

2024/11/21

AT(てかレモングラブ伯爵についての)感想

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

2019/11/07

AT(てかレモングラブ伯爵についての)感想

お久しぶりです。弐新です。
ヤマシロヤの新イベントでタランザのグッズが出たり公式Twitterのそうび紹介で間接的タラセク供給があったりハロウィン絵投下があったりなどして、何気に充実しています。ヤマシロヤさんは25周年の時もイラストボードやパーカーの集合絵にタランザ混ぜてくれてましたし、地味に新規絵グッズを出してくれるのがありがたいです。また借りができちまったな……。
カービィカフェが常設されるなどして界隈の規模拡大がとどまるところを知らない勢いですが、この調子で推し達のグッズじわじわ増えろという期待でいっぱいです。末端まで行き渡れ。トリクルダウンしろ。

さて今回は別ジャンルについての記事となります。久々の更新なのにいつものジャンルでなくて残念だったな!
アマプラでアドベンチャータイムを延々見ていた結果、レモングラブ伯爵というキャラクターにあかん感じのハマり方をしました。彼を見ていて溢れる感情を持て余し、感想文を書いたら7000字近くなってびっくりしております。ついでにイラストも描いてまとめたので、ご興味のある方はご覧ください。アマプラで配信されている話(2019年11月現在で104話)しか見れてませんしゲームや漫画やその他細かいところまでは追いつけていませんが、見える範囲内で語れるだけ語っています。それでは続きからどうぞ。

あのやかましさを描ける人尊敬する。最初にキノコ食べた人ぐらい尊敬する(←定型文)
29話Aパートについて
初登場回、改めて見返すと、後に比べて格段に理性的な言動をしているため、当初は王位簒奪を狙う高慢ちきなライバルキャラみたいな立ち位置だったのでは?と思っています。でもなぜか狂気方面が補強されてしまったんですね。どうしてこうなった……(75話を見ながら)。不安定すぎてもう出てくる回ごとに性格が変わってる気がする。ただ全てに共通しているのは何かとうるさいということ。
食事に激辛薬を入れられたり執拗にいたずらされたりするところとかは、いきなりやってきて強権を振りかざす嫌な奴の無様な様子を見るギャグとして演出されているように見えますし、伯爵のキャラのクセがちょっと強すぎるものの、この話だけならその範疇に収まってます。自業自得な面があるとはいえ嫌がらせされても職務放棄しない生真面目さ、泣きながら笑って強がる様子がなんかグッとくる。
そう生真面目、根の性格がなんか生真面目なんよなぁ……すぐキレるのも、自分ルールが強すぎてそこから外れた他人を許容できないせいだろうし、無秩序とか野放図とかは嫌いなんだろうな。それに他の話だと複雑な地図を一瞬で記憶して自分達の位置を常に把握してたり、ちゃっかり他国と取り決めを結んで自国に手出しできないようにしてたり、レモンピープルの作り方をメモだけで理解してたり音波剣その他諸々ガジェットも自分で作ったっぽかったり、地頭はすごく良いほうですよね。挙動がただただ不審なのが色々台無しにしている……。

50話Aパートについて
29話でレモングラブ伯爵にビビッときたので話数飛ばしてこれを見て、本格的に好きになった。情緒の乱高下がやばい奴は見てて落ち着けるからいいよね。カービィジャンル内でいうと魔神官ハイネスもそんなかんじ。
前回登場したときはお城のことガンガン仕切ってたのに、今回はなんか大人になれないまま大人になった子どもみたいなことばっかり言ってる……前回はママがちっちゃくなってて甘えられんかったせいか……?でも毎晩城に忍び込んで住民見てるだけって、アプローチ方法がクソ地味でかわいい。
この話で何が好きかって、後半でバブルガムに恨みつらみを捲し立てるシーンが一番好きです。「おかげでこーんな腐ったレモンになってしまったもん!」って……普段好き勝手やってるくせに、自分のこと腐ったレモンって言っちゃうのずるくないですか?愛しすぎる。ハチャメチャな言動と振る舞いをしている割に自己評価がゴミなキャラすこれる。ここの箇所は英語版の台詞だと「お前はあんなろくでなしのガキどもを押し付けて、その上ぼくのやり方にケチをつけるなんて!」みたいなことを言っている(私訳)ので、「腐ったレモン」表現は日本語版オリジナルなんですかね。ふーん……なるほど……。
あと取ってつけたようなモン語尾も推せる。ほかの話でもそうですけど、声優さんのお茶目なアドリブがレモングラブの魅力を割り増していていいですよね。原語版と見比べることで楽しさが2倍(追いつく労力も2倍ですが)味わえるので、翻訳作品ってこういうとこいいよなって思います。

英語版のwiki読んでたら色々発見がある。
レモングラブの城にやたらある野球グローブしか置いてない部屋、最初はイミフだったじゃないですか。グラブとグローブをかけてるのかな、とかそんなぐらいで。あれ、91話で親の愛情の欠如の象徴っぽい意味があるとわかったためンーしんどい!となりましたが、さらに言うと部屋にあるあれらは全部右利き用だからレモングラブ本人が使うのを想定されてない、みたいな解釈があるらしいですね。自分ではない他の誰かが使うためのものを大切に大量に備えてある……?使われるあてもないのに……?や、病んでる……。闇が深い……すき……。
アニメ以外の媒体(ゲームとか漫画とか)のどこに伯爵が出てくるか等の情報が日本語ページだとなかなかまとまって見つからないため、英語でも有志がまとめてくれているのは助かります。いま別ジャンルの原稿中だから一気に制覇できないけど、他のも少しずつ見ていけたらいいな。


おめがね。
57話について
前後編の両方ともレモングラブが出てくる素敵な回。前半はただただキモかわいいだけの比較的無害な存在。愛でたい。特筆すべき悪いことといえばツリートランクをババア呼ばわりすることぐらいですが、レモンたちは思いやりとか優しさとかの発生機構が生まれつき動かない(後天的にアウトプットできるようにはなれるex.レモンジョン、白レモン)上に、伯爵は自分のことを無条件に正しいと思いこんでるっぽいので、他者に敬意を払う気にならないんでしょうね。でもパイ焼いてくれるおばあちゃんのこと奴隷扱いしたらあかんよ……。
あと、この話以外でもそういう描写があるので考えたんですけど、伯爵って、壁の文字を読み上げたときは遠くからでも裸眼で見えてて地図も記憶できてるけど、近くにある紙を読むときは眼鏡をかけたり顔を紙に近づけたりしてますよね。これって遠視ってこと?というわけで上の絵はそういう絵です。
話の最初で起きるなり訳わからんこと言い出したのでお電波受信したかと思ったら、単に壁の文章を読んだだけだったの笑う。後の文章はまともなので、よりによって一番変なところを出し抜けに読み始めたため余計わけわからんことになってしまっている……。ネズミをワンパンノックアウトしたのち口から直接パイを貪り食うのは普通にキモい。マウスツーマウスってことか。やかましいわ!それと、死にかけたら「ママあああああ!!!」って叫ぶところ、闇深。いや海外作品だとすぐママーっていうイメージあるな……いやでもこいつの場合はなぁ……。あとはアイスキングに対して「お前みたいな妄想ジジイ」っていきなり的を射た言い方をしたり、さらっと瞬間記憶能力持ちだったり、まともなところと頭おかしいところを交互に見せてくるのずるい。萌える。

フォリ・ア・ドゥ
29話の没絵コンテで、お餅ぺろぺろしながらニヤッて笑ってる表情が好きで描いてしまった。やけにかわいいのに没なんてもったいない……でも公開してくれてるしいいか……。白レモンに初めて会った時も似た表情をしますし、嬉しい時はああいう顔もする奴なんですね。
前の話だと比較的まともに見えた白レモンが黒レモンにシンクロしてしまっているの、ちょっとした絶望感がありますね。仲良い様子は見てて微笑ましいところはありますが、やってることはえげつない。「クーズーもーなーいークーーーズーーー」のところと「僕らのこと心配しちゃうかラーーー↑↑↑」のところと、演説してるときに特に意味もなくアルゴリズム体操みたいな動きをしてるところが特に好き。
この回でレモンジョンが自己犠牲で国を救ったことに対して、白黒たちは特にリアクションがなかったけど、後々あの行動の意味を考え直したんでしょうか。仲間のために自分の身を捧げたレモンジョンのキャンディが、他人を取り込んで自分を継ぎ足し続けるマシューを打ち倒す力になると、そういう類いのことを、あんなに身勝手だったレモングラブが生まれ変わってようやく理解できるようになったのだと思うと……ウッてなる……(語彙のないオタク)

心象スケッチ。
黒と白との生きづらさには差がありそう、少なくとも全く同じではないだろうと思いながら描いた。

レモンキャンディのくに
64話Bパートについて
ふたりきりの楽園の崩壊。破滅への序曲。前回までは白レモンと一緒に狂うことができていた黒レモンが、今回なぜ急に境界を超えてしまったのかわからないんですが、英語版wikiだとこの間に発表されたゲームでの出来事のせいではないか、とか書かれていて困惑しています。アニメの中の話だけで原因を考えることはできないんだろうか……?
この回は見てるとこっちまで情緒不安定になりそうになる。

68話Bパートについて
ここから黒レモンに魔王の貫禄が出てきていてかわいい。極端に痩せたかと思えば極端に太ったり、精神的にだけじゃなく肉体的にも安定しないなぁ……。でもデブった推しも全然推せるな……。
黒レモンに白レモンの手が食べられるのをフィンが目撃したあと、バルコニーで黒レモンがレモンホープを呼び戻すシーンでは彼の服がビリビリに破けているので、たぶん口に入れられた後も白レモンが抵抗して出たり入ったりしていたんでしょうね。
終盤での黒レモンのヒステリックな叫びが好きです。内容をよく聞くとバブルガムへの歪んだ愛憎が見え隠れしていて刺さる。レモングラブからしてみたら、一国の王としてちゃんとやれてることをバブルガムに認められたいと思って夕食会に招いたんだろうに、自分のことよりも自国民の才能(それも自分には理解できない類のもの)を見出して連れて帰ろうとするなんて到底受け入れられないでしょうね。

75話について
不安と焦燥感の表象が現れた悪夢が印象的な連作。黒レモンちゃんたら、赤い旗の国々がよくやるかんじのプロバガンダ映像まで作って、すっかり独裁者になってしまって……。んもれ!じゃあないんだよ!このこの!しかも英語版でははっきりと「totalitarian city」って言っちゃってるのは流石に引いた。レモンピープル迫害シーンと共食いシーンはカットされてるし、日本語版だとマイルドなほうなんですね。オリジナルバージョンこわ……。
それとこの頃のレモングラブ、望みはすべて叶ったと宣うだけあって、こうなる前より断然活き活きしてて楽しそうですよね。ああなっちまうのが彼にとってのなりたい自分であり自己実現だったんだろうか……。不本意な生まれに憎悪の根を張って、片割れを養分にして横暴と統制の枝葉を繁らせた巨悪の大樹。自分の理想と現実とのギャップを許せず激昂していた神経質な青年が外道に堕ちて、狂気の暴君として結実(レモンだけに)した様子はもはや圧巻だし、そんな彼とレモンホープとの対決シーンは壮絶の一言に尽きる。なんでハープの音色で破裂するのか全然わからないのに演出の勢いで見入ってしまう。
それと細かいけど、Aパートで城から脱走して捕まったレモンピープルが、Bパートでレモングラブ2と一緒に体内に収まってるのに気付いてヒッてなった。肝心の共食いシーンが日本語版だとカットされてるせいで余計こわい。レモンピープルの作り方は57話でバブルガムによって没収されたので、作れるだけ作った後はあれ以上増えないですよね。自分ら同士で増えられるんなら知らんけど、もしもう増えないなら貴重な国民を君主が無為に消費していることになるんじゃないですかね。でも全体主義ってそういうとこあるしなぁ……。しょうがないな……。

白レモンは黒より社交性高そうなイメージがある。すれ違ったら会釈してくれそう。75話の悪夢での帽子、普段からかぶってたりしたんだろうか。かわいい。
対等な関係が崩れてからの白レモン、黒の前だと畏縮しつつもささやかな抵抗をするところがかわいいですよね。無力ながらも健気な様子が良い。牢屋のセキュリティ解除して黒レモンにキレられて肩すくめてるとことか特にかわいい。あとレモンホープを閉じ込めてるシーンだと、黒と同じくムッとした顔してるし監禁に反対する素振りも見せていなかったので、ハープの音が嫌いなのは黒だけじゃなくて白も一緒なのかもしれない。それなのにハープを弾けって言ってたなんて……聞き続けたら自分も死ぬのに……そんなことって……そんな……。自分ひとりじゃどうにもできなくてもどかしくても、兄弟のことずっと止めなきゃって思ってたんだろうな……健気だ……。白レモンかわいいよ白レモン。

ふたりはなかよし(だった)
なんかこうレトロなラベルみたいなのを目指した。個人的な話、靴を描くのが久々すぎてかなりエンジョイしているのがわかってもらえるでしょうか。


線画描いてるときに左右反転してそのまま仕上げちゃったから利き手が逆になってしまった…。
91話Bパートについて
この話は全体的に抽象的表現が多くて分かりにくいんですけど、これ、レモングラブ伯爵、自殺まがいのことしようとしてません?未遂ではありますが、少なくともわたしにはそう見えました。他の何かと1つになって自分固有の存在が消えることに対して「それもいいかもしれない」って返すとか何事……表情がちょっと笑ってるっぽいし……ほんともう闇が深すぎる……。死ぬほど生きづらそうにしてる奴が、心の中で密かに死のうかと思ってたなんて、普通に心が痛みます。そんな寂しいこと言うのやめてよ……ぼくはどこにも行かないぞって言ったじゃないか……待ってまじ無理ほんとしんどい……(語彙のないオタク)(今回二回目)。でもそのあとすぐにいつものレモン節が戻ってて、本当に安心した。
なんでこの話だけこんなに分かりにくいのか考えてるんですが、宗教ネタ入ってるのとはまた別の要因として、レモングラブが自分のやりたいことを台詞にしてないのが一因かなと思います。今まではあんたのせいだとかなんとかべらべらくっちゃべってたのに今回は山に行った動機もよくわからないし、この話だとめちゃめちゃ大人しいじゃないですか。それってつまり他人に状況を説明する必要がない、レモングラブ自身の心の中で完結する、自分の感情や過去を整理する話だってことになるんですけど……。そこで何がどう片付いたかについては一切わかりません!とりあえずフィンは門番に通してもらえてジェイクが入れなかったのはジェイクが大人だからで、心情が未整理で精神的にまだ幼さを残す者だけが山に入れる、とか月並みで尤もらしいことを考えている。
この話で一番引っ掛かったのが、白と黒との過去回想を見た灰色レモンが「レモンスイーツ…」って呟いたことなんですよね。2人の対等な関係が壊れる切っ掛けになった場面を見てもレモンスイーツのほうに気を取られていて、白レモンを食べたことに対して罪悪感はないんだろうか?と思いました。でもそういう解釈は悲しいので別の方向性で考えています。そもそも75話の終わりでバブルガムが2人のレモングラブを縫合してたので、91話だと2人の人格や記憶は統合されてるっぽいですよね。そうなるとこの話で出てきた灰色レモンからしたらあの回想は被害者も加害者も両方自分なわけなので、過去の自分同士の諍いよりも、それに巻き込んだせいで失ってしまった愛の対象たるレモンスイーツのほうに未練があるんでしょうか。

バブルガムがレモングラブのことどう思ってるか全くわからなくてこわい。
レモングラブからは言葉でも行動でもアプローチ色々やってるのに、バブルガムからは表面的な問題への対処しかしてなくて、一体どういうスタンスなんだろう……?たぶん彼女なりに適切な距離をとろうとしていて、自立しようとしてる彼の邪魔も助けも必要以上にしないようにしているのかなとは思う。けど……キャンディピープルと同じようなスキンシップを、彼にもしたほうが良かったのでは……と考えずにはいられない。そういうわけで上の絵はそういう絵です。(これも二回目)
でも話が進むにつれてバブルガムってそうとう業の深い生き方をしてるのがわかって、そりゃ息子ポジションのレモングラブも迷走するわと変に納得しちゃいますよね。10話でマジギレしたバブルガムとか見返したら、どこかレモングラブにそっくりじゃないですか……親子……。

はー、いっぱい語れて楽しい。もう最終回が放送されたアニメなのに、アマプラだと途中までしか見れないのですごくもどかしいです。物語の終わりでレモングラブはどうなるのか、というかその手前にもなんかすごいことが起こってるっぽいのも気になりすぎます。ピンクってなに!?ランピーと……ってそれどういうこと!?マイクラコラボ回も見たいのにどこでどうやったら見れるんですか?たのむから早く配信してください。
最後に、製作スタッフの公式tumblrアカウント漁ってたらなんかいきなりちょビッツとのクロスオーバーとか言って推し達のゴスロリコスイラストが出てきた時の私の気持ちを述べよ(5000000字以内で)。

今回の記事はそろそろお開きにしますが、なんかもうちょっと色々描きたい気持ちがあるので、公式アプリで最終回まで見た後もっかい記事投稿するかもしれません。それでは原稿に戻ります。クソ長いのにここまで読んでくれてありがとうございました。アデュー。

拍手

PR

コメント

プロフィール

HN:
弐新(にぁら)
自己紹介:
負の走光性持ち人間。道端の石とかめくったらいるタイプ。

Pixiv


(23/06~)通販停止中

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

思い出の時計

感謝:weepjp様