そこから始めてみようじゃないか。どうもこんにちは、弐新です。
題名どおり、P-MODELの楽曲『MOMO色トリック』をテーマに描いたつもりの絵ですが、途中でテーマが完全にどっか行きました。もっとピンクにすればよかった。ついでに言うと、体液が黄緑色の個体の豆人間を大护法が撃ったシーンは作中に存在しないので、そこも突っ込まれると痛いところですが、まあ単なる映えです映え。
『Big brother』と『MOMO色トリック』を足して『狙撃手』で割ったらだいたいDAHUFAになるというのは私の持論ですが、果たしてDAHUFAを見たことのある馬の骨が一体どれだけいるというのでしょう?誰か分かってくれるでしょうか。割り材はもっと他に当てはまる曲あるんじゃないかと思ってるんですがどうでしょう。
また、馬の骨の端くれとしては一度くらいは『Big brother』をテーマにイラストを描いてみたいものですが、なかなか良い構図が浮かびません。そのうち描けるときが来るでしょう。描けないときも来るでしょう。
別の議題に入ります。
ところで、不思凡監督は『1984』を読んだことがないらしいですね。ソースはこのインタビューです(月間中国ニュースに載ってたやつの英訳版っぽいですが、あっちに書いてないことが普通にいっぱい書いてある)(そういうことほんとやめてほしいよね)。
これ読んでめちゃくちゃびっくりしちゃった。あんなにコッテコテのディストピアな世界観を、ディストピア文学の金字塔の読書経験なしで描けるもんなんですね!!!てっきりひととおり踏まえてあるものと思ってました……。想像力パねえ……。
豆人間たちの村、市民間の相互監視環境で雰囲気最悪なのに当の市民たちはその状態が普通であるかのように刷り込まれているわ、それを継続して刷り込むためのプロパガンダも生産されてるわ、密告と公開処刑はさも当然であるかのように行われるわ、こっそり共食いさせられてるわ、生物本来の生殖活動や自然に発達する文化が社会構造によって不当に歪められているわで、ディストピアポイント(何そのポイント?)盛り盛りなんだよなあ……。監督がインタビューで作品への過剰な深読みに困惑してた理由が、今更分かった気がします。ディストピアへのオマージュとかでなく単に恐怖と束縛の世界を突き詰めてああなったってだけなら、1984に絡めた考察や感想がほぼ的外れってことになるんじゃないんですか……。単に作品の要素を比較するとかならまあアリかもだし、結びつけ度合いにもよるとは思うけども。
1984の話をしたいのかDAHUFAの話をしたいのか分かんなくなってきました。まともに論じれるほどどっちもそんなに詳しくないのでそろそろ逃げます。さらば!