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偏在的放棄性脱力癖を誘発する二次創作ブログ

2024/11/21

コムニスムスを読んだよ

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2023/05/21

コムニスムスを読んだよ

シンチャオカックバン!弐新です。
今回の記事は西島大介先生の漫画『コムニスムス』の感想です。単発の感想記事は久しぶりですね。わたくしたまーにこういうこともやりますの。それではどうぞー。

プランセスの娘プティがかわいいのでファンアートを描きました。
一騎当千の美少女ゲリラ兵だった母の強さをバッチリ引き継いで、無垢ながら容赦なく人間を細切れにしていくタイプのキャラなんですが、本編中の年齢がなんと2歳。いや2歳て。いくらなんでも幼すぎる!!!この無茶苦茶さを飲み込めるかどうかで読者をふるいにかけていくかのような強引なスタイル、嫌いじゃない。むしろ好き。いうてもフラットな絵柄や淡々と進むストーリーのおかげか、見た感じの違和感は少ないです。
そう絵柄、この絵柄がやっぱ好きだなあ……。アクションシーンの動きは軽快かつ鮮やかで、単行本1冊800ページというイカれた質量であるにもかかわらずサクサク読めて、かといって情報量が少ないわけでもなく満足度は高い……何だこの奇跡的なバランス。すごい単行本だよこれは。マジでおすすめです。

今作、主人公ヒカルと修行中の幼児プティとそのお目付け役バオの3人組が推せるので良いですね。疑似家族であり、それぞれ遠距離射撃・近距離斬撃・近距離蹴撃と戦闘力のバランスがとれたパーティーです。この3人組が、全ての家族を解体せんとする共産主義革命組織「所有せざる人々」の追手を撃退しながら、カンボジアを脱出してベトナムに帰るまでが第一部(=単行本)の話でした。
3人が、それぞれ自分の専門領域できっちり前に出て仕事をする展開がノンストレスで読めるところが、個人的に好きです。パーティー内のチームワークがいいんですよね。中盤、ナラシンハの狙撃に慌てるバオとは対照的に、ヒカルは極めて冷静に対処しきる場面とかが特に良い。スナイパーってやっぱこうでなくては!という感じです。そもそも序盤でヒカルが対人地雷をライフルで撃って無効化するシーンから、「前作のヒカルと違って有能だぞコイツ!」と思って、あれで読む姿勢を改めました。もちろん前作の無能愛され系主人公も、あれはあれでアリなんですけど!あのヒカルはああいうやつだ。あれはあれでいいんだ。
バオもねえ、18歳というパーティー内最年長キャラとして、安定した存在感があっていいですよね。前作(ディエンビエンフー)では腐ったミルク扱いだったのに、今作では義足を活かした蹴り技を習得していて、戦闘面でも頼もしいです。年齢的に成長したのもあると思うけど、ずいぶんしっかりならはって……。プティという妹分がいるとこうも違うとは。デヴァター戦でオルグされた上に片目まで失って(これは前作3巻からの既定路線っぽいですけど)、挙げ句念入りに再教育までされちゃいそうな引きが気になりすぎますがどうなるんでしょう。

それと「所有せざる人々」の皆さん。彼らの生き様・死に様を通して「共産主義とは?」等の問いについて考える構成、エンタメと真面目さを両立してて良い。持たざる者たちの心の隙間にスッと入ってくるオンカー、こええよ……。
特にマーラちゃんがアホかわいいので好きです。色んなキャラが出てきては死んでいき、物語の最後まで生きているキャラ数えたほうが早い過酷な作品世界だけど、それでもかわいいキャラには愛着持たずにはいられない。あとデヴァターさん。エキゾチックな高身長おっとりお姉さんでありつつ、ミステリアスで底知れない雰囲気が魅力的です。バトルでは未熟なプティを優雅に圧倒し、バオに放った秘儀は単行本の範囲では全貌がまだ見えないしで、いかにもラスボスの側近らしく格が高くてキャラが立ってます。でもおばあちゃんに美人さんと称されて照れたり、オンカーによしよしされて喜んだりしていて、高身長おっとりお姉さんに見える面もかわいい……。

作品の感想はこのへんで締めます。感想というか……キャラ萌えしかしてねえ!
1点だけ気になるのが、この漫画の作者さんの作品、つくレビューがなんか必要以上に辛辣なの多いんですよね……。無茶苦茶ながら面白い漫画描く人だなと思うんですけど……。アンチが多いのかな。
個人的には、打ち切りも原稿紛失もされてるのに、折れずに長い期間描き続けているところは好感が持てますし、話をぶん投げずに(いや投げた過去はあるんだけど仕切り直したのでプラマイゼロ)終わりまで描き切るタイプの作者さんは信頼できます。今またトーナメント編やってるらしいのだけは不安だが。
とにかくコムニスムス、バトル漫画として面白くて気に入ったので、完結まで紙の単行本出てほしいです。800頁×3冊を棚に並べて圧を感じたい〜〜〜!!!
……しかし、爆死オチは今からでも何とか改変できんか……?プティまだ5歳やぞ……?前作の2人はまあやることやりきった感あったと言えなくもないかもしれないが、今作は17歳と5歳やぞ……?不憫すぎる……何とかならんか……?



ここからは個人的な近況の話です。読まなくていいやつ。

まずは中国WEBオンリー、お疲れ様でした。リアルイベントとは色々と勝手が違って、新鮮な体験でした。展示のうち、映画紹介のほうはpixivにアップ済(リンクはこちら)です。もうひとつ4コマのほうは、武器を描き忘れた作画ミスを修正したものを同人誌にまとめる予定です。
そうです、また同人誌描こうとしてます。前回の本のあとがきで、これで最後っぽい雰囲気をあれほど出しておきながら、また描いています。引退するする詐欺みたいになりつつあるぅ……。すんません。だって、オンリーのおかげで、私まだ描けるわって直感を得てしまったし、せっかくなら作画ミス直したいし、何より新しいタイトルを思いついてしまったらもう……ネ……(何がネだ)。
次に出るイベントを決めていないため、リアルでの頒布なしで通販だけとかになる可能性が高いです。でもまだなんもわからん。本にするならもっとネタ出ししないとだし、だらだらやります。
それではそろそろドロンします。またこんど。

とここまで書いたところで、拍手メッセージが届きましたので返信します。送ってくださった方はスクロールどぞ。




























Nさん>
拍手メッセージありがとうございます。今更だなんてとんでもない!どちらもいつハマっても良いカプです。当時には当時、今には今の解釈があります。ようこそ。
ご質問いただいた裏ブログについては、2年ほど前に閉鎖しました。私個人のジャンル移動と、FC2でのアダルトコンテンツの規制が厳しくなったタイミングとが重なった時期のことでしたが、どこにも告知せず消したため、情報追えないかたちになってしまっていましたね。不親切でした。すみません。内容については今現在どこにも公開していませんし、新作描くことももう無いです。
ただ、わざわざメッセージを送ってくださったNさんの熱意に応えたい気持ちもあるので、当時のイラストをマイピク限定でアップしようと思います。この拍手メッセージに記載いただいた名前を、マイピク申請の際に伝えていただければ対応いたします。こういう感じでいかがでしょうか?私のほうでわかるように書いていただければ、捨て垢でもOKです。お待ちしてます。

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負の走光性持ち人間。道端の石とかめくったらいるタイプ。

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