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ふるがる

偏在的放棄性脱力癖を誘発する二次創作ブログ

2021/11/14

DAHUFA語りその6

6回もやってると、前口上に何言えばいいかもうわからなくなってきた。
語り6回目いきます。

ダフファーの夢のこと、前もちらっと書いたけど、改めて考えたいです。
ダフファー、普段の振る舞いや戦いには自分自身の迷いやためらいを持ち込まないタイプだけど、夢には彼の無意識下の不安とかがガッツリ現れている気がしてならない。
作中でダフファーの夢の話が出てくるのは序盤の語りと中盤のシーンとで計2回ですけど、2回目の夢のシーンはいろいろ意味深な描写が多いですよね。ダフファーの主観では皇太子はあんな風にふざけた感じに見えてて、紙人形みたいにひらひらと自分の守護範囲から逃げてしまう奴だと思ってるんだろうなとか、それでも守るべき相手だから追うし自分だけが生き残るのは怖いことなのかなとか、羅丹が赤い外套を着てるのは自分と同類だと察していたのかなとか、ミンが花火を打ち上げていたのも彼が黒幕だとあの時点ですでににらんでいたのではとか、つい深読みしてしまいます。
まあ、あの夢自体に意味が無いとしても、謎めいていてヒリついた雰囲気と脈絡のない展開がいかにも悪夢らしくて、映像表現としても好きなシーンです。背景ゴッホだし。オチも気が抜けて笑えるし。

あと、これは完全に私の妄想なんですが、序盤に夢の話をしたときの「作り物の花を頭に載せて俺に微笑みかけてくる亡霊たち」の亡霊が、4代前から何人も見送ってきただろう皇族関係者の皆さんだったりしたらどうしよう……とか考えては気持ちがずーんとなっています。ダフファー、周りに定命の者しかいない(はずの)皇国でめっちゃ孤独なんだろうな……。一番最初の台詞の「全く分かってないよな」だって、皇太子が失踪したことで周りにめちゃくちゃ詰められたんだろうなって察せられてしんどい。彼の理解者はあの白いフワフワちゃんしかいないんですよね。そりゃ四六時中独り言いうよ。
まあ彼はそういう感情を戦いに一切持ち込まなくって、どっちかというと似た者同士な敵の心理的な隙を突くために自分の不安さえ煽るネタにして逆利用するくらいタフなので、そこがいいところですね。最終戦で羅丹をめっちゃ早口で煽り散らかすくだり大好き。

最後に見てから1か月も経つと流石に映画の記憶が薄れてきて、言葉で語るのが難しくなってきた感じがします。これで終わりにするつもりはないし絵はまだまだ描く予定(現時点でラフがまだ2枚ある)なのですが、次回の更新はだいぶ間隔が空きそうです。吉報を待ち続けて長くなった首が部屋を埋め尽くす前にまたお会いしましょう。それではまた今度。

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