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ふるがる

偏在的放棄性脱力癖を誘発する二次創作ブログ

2021/12/19

原稿中の妄想


ダフファーが処刑寸前の隠婆を助けるまでの流れについて、新刊でちょっと触れています。
実際、掘り下げるとちょっと興味深いテーマだと思うんですよね。作中で唯一、ダフファーが皇太子でも自分でもない他人の命を守るために力を行使したシーン(のはず)なので、変わってる点ではある。4コマで消化するには惜しいネタだったかもとも思う。
本編では、通りすがり的に黙って助けて、恩を着せることもなく「二人とも達者で」の一言で去るダフファーが超渋くてカッコ良いので、その動機について描いちゃうのは完全に蛇足です。でも二次創作なんてそういうもんだろネタがあるなら描け、と自分を奮い立たせています。ネタ取捨選択してる時間も余裕もないし。

作中の時系列でいうと、羅丹に1回目狙撃されて川で目覚めたあと、その場にいたジャンと一緒に村に向かって、処刑場を通りがかった際に隠婆を助けて去る、という流れでしたが、もしダフファー1人であればたぶんスルーしてたかもしれないと思うんですよ。その前にキノコが生えて処刑されてる豆人間たちもいましたが、そっちはさらっと流されてましたし。一緒にいたジャンが隠婆に反応したために彼女を助ける気になったんじゃないでしょうか。
ダフファーがジャンのことどう思ってるか分かりませんけど、たぶんそんな悪い印象は持ってないと考えています。物語開始時点で、守護対象の顔を半月以上見てなくてもう手遅れかもって不安で2回も泣くぐらいだし、当時のダフファーのメンタル相当やばそうですよね。そんな中でいざ皇太子と再会したら山水画描いてるわ現地民の友人ちゃっかり作ってるわで、拍子抜けどころじゃない。そのあたりの皇太子の呑気さへのイラつきが、口喧嘩のシーンに繋がってると思います。で、皇太子本人にはイラついてたとしても、その友人に悪印象を抱くかというとそうでもないんじゃないでしょうかね。結果的には皇太子は危険な村に迷い込んでも無事でいてくれたわけだし、その間も友人がいて、一人で寂しい思いをしなくて済んでいたのは、ずっと心配していたダフファーにとってちょっとは救いになったのではないかと思います。隠婆を助けたのは、このへんの義理をジャンに返したかったのかな、と妄想しています。
いや別に、夢から覚めるときに顔面パンチしたのが申し訳なかったとかそういう理由でもいいと思うんですけど、私はダフファーの心の柔らかいところがちょいちょい垣間見えるのが好きなので、ちょっとエモめの解釈をしたいんです。つまりは全部私の妄想です。
ただ、ダフファー本人は友人とか作る気なさそうですよね。死んだ人は戻ってこないと知っているし、大抵の存在はダフファーを置いて寿命で去ってしまうだろうし、長命種特有の何かそういうアレコレとか絶対あるだろうし。シャオニジぐらいだろうな。

キャラのバックボーンについてちょっとだけしか台詞も描写もないのに、その最低限の表現でメチャクチャ妄想が広がって楽しい。
でもこんだけ考えてても、このネタは4コマ漫画一本にしかならないんですよ。いかに私の創作物出力能力がショボいかがよく分かりますね。
それでは今日はこのへんで。締切は来年なので、原稿は年内いっぱい粘りたいと思います。ページをもっと盛りたいよお。でもネタ思いつかないよお。えーん。またこんどー。

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