火山エリアまで到達したあたりでリンゴが枯渇してスロープレイを余儀なくされて、やるき回復を待ちながら線画を描いた絵です。
不具合で課金できない間、先に進めないもどかしさのあまり飢えた獣と化した私は、公式動画のタランザが出てくるところだけ0.25倍速で繰り返し再生したりなどしていました。
そのとき、0:29秒あたりの、くるりんって回りながら蜘蛛の網を出してるモーションのかわいさに気付いたのです。
タランザちゃんそんなふわふわ飛びながらくるくる回って戦う子だったの…あまりにもかわいい…今まで気付かなくてごめん…
あれか?お坊ちゃんなだけあってダンスぐらいお手の物ってか?萌えの塊かよ。
よく考えたらトリデラのモーションもまだそんな深く研究できてないんでした。好きなゲームキャラのモーションはくまなく見て燃料にするタイプなので、これはかなりの不覚であります。萌えの鉱脈はまだまだ埋まっている!
翌日課金できるようになったらなったで、会いに行く心の準備ができていないことに気付いたので、再びまったりやるき回復を待ちながら仕上げました。
渋のまとめ表紙にしちゃったけど、公式動画の情報内のみで描いたやつだしまだネタバレじゃないよね。
悪の華踊る
トリデラのセクトニアDXと、今回のくろいタランザのカラーリングが似てるので描いた。
ダークタランザのテーマ曲はタランテラ風という説をついったーで見かけまして、ググったらタランテラとは普通一人じゃなくてグループかカップルで踊るダンス(情報元:wikipedia)らしいので、二人で踊ってほしいなあと思いながら塗りました。
あれですかね、このカラーリングはやっぱり鏡の魔力に侵された姿ってことでいいんでしょうかね。ハンターズZのエンディングで「鏡に影響されていたタランザは正気を取り戻し~」とか書かれてるし。
この絵を描いてて、セクトニア様DXの良さを再認識しました。花びらが重なり合ってるようなドレスのデザインが華麗で素敵ですよね。金の縁取りで高級感出てるのも良いです。ぶっちゃけこっちの服のほうがフリルないぶん描きやすいまである(小声)
ちょっととげとげしさアップした翅と触角も綺麗。あとはやっぱりワインレッドと金の瞳が美しいです。
ここからハンターズZの話。
タランザのステージ解放したとき、サムネの時点ですでにかわいすぎて正気を失ってソフト閉じそうになり、心の準備が整うまでしばらくサムネを愛でる作業に入りました。
「魔法のアミをかいくぐり」って書かれてるのがもうね。ここですでにグッときたよね。一般的に蜘蛛の巣って呼ばれてるアレは、大抵は巣じゃないので正確には網って呼ぶんですよね。蜘蛛についての本なら古いのでも新しいのでもどれを読んでも、このことが必ず序盤に書いてあるので私も自然に覚えたんですけど、公式様ったら完璧にわかりきっていらっしゃる。さすがプロだちがうなあ。
あとこの…若干おどけているような手振りと余裕の表情ね。お坊ちゃん特有の幼い不遜さ素敵。
顔の角度的にちょっとたれ目っぽく見えるのがかわいさに拍車をかけているし、少しだけ覗く舌も性的っていうかこんな口開けてる絵公式じゃ今まで無かったですよね???いきなし未知の情報ぶつけられるこっちの身にもなってほしい。
インテリお坊ちゃんらしさが一枚の絵に凝縮されていてかーわーいーいー。愛でるだけで時間がいくらでも過ぎてゆく。
まあこの時点で満足してる場合じゃ全然なかったんですけど。
ハンターズZのタランザかわいすぎ問題。
モーションがいちいちかわいすぎるので、特にグッときたところをピックアップしました。
投擲能力というのはヒトの特長のひとつとして言えるくらい馬鹿にできないものだとけものフレンズで習ったので、タランザが魔力弾やたら投げてくるのは、体格が小さい彼の戦闘方法として理にかなっていますね。戦っててやたらくるくる回るのも、遠心力で魔力弾遠投の威力を強化してるんだろうと考えると合理的かつインテリジェンス。
どの動きも魅力に溢れているのですが、やっぱり仲間をひとり選んで捕まえる攻撃が断然良いですね。この攻撃の前に腰?に手を当てていっちょやったりますか感出してるのも良い。網を誰に投げるか目の前で悠々と選ぶのが完っ全にこっちを舐めきっててほんと大好き。捕まえたって横でクスクス笑ってるだけで直接いたぶったりとかしてないの何なの。その線引きの仕方いかにも小物っぽいぞ。網を破壊しきれなかった場合は体力4分の3ぐらい削られるので割と痛いんですけど、ここに来るまでの高レベ装備でふつうにやってれば壊せますよね。網壊せたらこいつボコっていいですよタイムが来るのも、憎めないキャラ付けが徹底してて和みます。
初見では特に何も思わなかったんですけど、今から思えば、くろいタランザがおこって戦闘を続行したのはらしくないとまではいかなくても珍しいですね。どうしようもなくなったら臆面もなく格上に頼ってこそタランザってかんじがするので、ダークタランザが鏡から何かを呼び出す様子はこれこれ!と思いながら見てます。そのあと殴られるまでがセット。
というようなことを呟いた後で気付きました。頼るべき格上がくろいタランザにはもういないんだった…。くろいタランザはひとりでがんばっててえらい。それはそれとしてプラチナクリア狙ってボコる。
あとはセクトニア様みたいに連続瞬間移動したかと思ったら宝石まで使い始めるの控えめに言って闇だとか、ダウンモーションから正気付いてハッとなるとこがかわいいとか、他のボスと比べて明らかに体格ちっちゃくてかわいいとか、攻撃時に目を大きく見開くのが威嚇してるみたいでかわいいとか、萌えポイントがありすぎてまだまだ全然描き足りないです。
ダークタランザりゃくしてダランザについて。
ダランザくんのデザイン秀逸ですよね。あのマントの模様、セクトニア様の襟の模様やないかーーい!!!!闇か!!闇です!!
首元のスカーフを蜂トニア様の襟巻きに置きかえるのはまだわかる、そこからさらにマントの丸い広がりを襟に見立てて模様を変えたのは天才の発想では?プロってやっぱりすごい、俺は改めてそう思った。
後頭部の目の配置が変わってて驚いたのですが、蜘蛛トニア様の後頭部って、まだ描写されてませんよね。ダランザのあの目の配置はもしかしたらもしかするのか。
ダランザの髪の分け目や角の形(ともしかしたら目の配置も)は蜘蛛トニア様寄りで、服の装いかたは蜂トニア様寄りであることを踏まえて、タランザは両方の姿に執着してた説をとりたいです。
蜂姿にはトリデラ本編で魅了されてたわけだし、タランザとしても並々ならぬ思い入れがあったんじゃないかと。かといって同族時代を忘れることもできず…というのが端的に言って闇。
レベル9装備について。タランズラには流石に大草原不可避でしたが、フラスコの説明文にはやられましたね。
届くことはなかったておま…ちょ…ええ…。公式のいちげきがさくれつ。リンゴ3こじゃ復活できない。
タランザちゃん本人はひょうきんでユーモラスな仕草をふんだんにとっていて溌剌としているし大変かわいいのに、サクサク鬱設定が追加されていくのは見ててつらいです。
インテリだとかお坊ちゃんだとかの属性で憎めないキャラ付けされてたりズラ作られていじられたりするコミカルな一面と、大切な相手を亡くしてしまうトラジックな一面とが両存しているのがタランザというキャラクターなのですね。ちぃ覚えた。
「彼の想いはあるじに届くことはなかった」の文章については、トリデラのストーリーモード最後のムービーで、タランザがカービィに加勢したのを見たセクトニア様がうなだれた、あの瞬間のことをいってるんだったらちょっと納得です。あれはものの見事にすれ違ってたから。
タランザがカービィ側についたのって、大事な大事な人がいきなり世界樹と融合して住んでる星ごと養分にしようとしだしたら誰だって止めるでしょ、って思うんですよ私は。タランザはずっとセクトニア様のために行動しているはずなんです。
それがこんな…こんな追い討ちかけられるとは…。しんどい。
とか思ってたらあのエンディングですよ!!!!!!!!!!
もーーートリデラの話で大事な人を亡くした状態でタランザが放置されてたもんだからあのこ大丈夫なのかなっておばちゃん心配してたんだよーーーーよかったーーーまたひと悶着を経る必要はあったけどもう大丈夫なんだねーーーよかったよぉ~~~
みなさんはあのエンドと屋根の上のタランザの様子についてどう思いましたか?私はタランザが幸せそうでよかったなとおもいました!!!(こなみかん)
タランザの心の影であろうダークタランザが女王様の姿を模しているということは、タランザがトリデラの話の後もずっと心の中で女王様に執着していたってことですよね。つらかっただろうにね。その後、カービィたちの活躍によって鏡の魔力から解放されたタランザがああも安穏とワールドツリーの花を愛でているのは、女王様の喪われた姿に拘泥する気持ちからも解き放たれて、眠っている今の女王様の様子を愛することができるようになったからだと思っています。
タランザの心境については文章で一切説明されてないので、私が話すとこういうふうになるってだけで、見た人の受け取り方でこの話の意味は全然変わるんだろうなあ。他の人の解釈を知りたい。
エンドクレジットのタランザの口元は、髪に隠れて見えないけどきっと穏やかに笑ってるんです。きっとそうなんです。
だいいち同族時代からそれは仲のよい二人だったわけで、似た姿を捨てたっていくつも身体を変えていったって美しい蜂になったってその間ずーーーっとタランザはセクトニア様のことを愛して付き従っていたんだから、セクトニア様が花になって眠っていてもずっと好きでいられるのでしょう。
彼の心があるじに届くことはなかった、だとしてもこれからがあるんだ…セクトニア様を想う気持ちがなくなったわけでは決してないし、いつかきっと届くその時まで想いを大切に持ったまま待てるんだ…
タランザが未練と執着からではなく愛情でワールドツリーの花のそばにいることを決めた様子なのがたまらなく嬉しいです。かすかでも希望がある考えならそれはきっとうまくいく道。
花の香りをかいでるときに全部の手がふわーっと浮かぶのがめっちゃ好き。さぞかしいい香りなんじゃろうなあ。
ハンターズZという話は一体何だったのかについて。
ファンの間では劇中劇説が語られているようなのですけど、私は半分だけ事実説を提唱したいですね。だって全部が全部劇だったってことにしたらタランザが吹っ切れたあの様子も虚構ってことになりません?それは嫌です。
カービィ達4人で協力して侵略者キングDマインドを倒して、鏡の魔力に取り込まれかけたタランザを救ったことはあの世界で本当に起こったことで、この武勇伝をタランザが、プププ王国という架空の国を舞台としたファンタジー物語に書き上げたのではないでしょうか。カービィの偉業を後世に残りやすい物語という形に纏めて伝説として残したのです。バンワドちゃんがきみの活躍はきっと伝説になるよ!みたいに言ってたじゃん、あれあれ。
ゲームのナレーションの中でタランザの心境の変化が書かれなかったのは、タランザ自身が書き手であるゆえに自分の内面については触れたがらなかったからだ、と考えるとエモくないですか?私はこういうエモーショナルな情動を追う解釈をするのが好きなので、事あるごとにそういうふうに読み取るのですけど。
オチが思いつかなかったのでこれで終わりです。ご清聴ありがとうございました。
ハンターズZはまだまだ消化しきれてないとこあるのでもうちょっと色々描いていきたいですね。今日はここまで。それではー。
カービィ関連記事が増えつつあるので、過去記事リンク貼っときます。同志に届け。