カービィ小説14巻感想

いやもうちょっと待って何これ……しんどい……（語彙のないオタク）

まーーた女王様のことばっか考えてるよこのこ！！！！！！ほんともう………好き……

「ここは観光地じゃない」って発言、観光名所なワールドツリーと対比してます？自分たちだけの思い出が詰まったお城だもんね、そう簡単に公開したりなんてｵｲｲｲ新キャラちゃん招き入れるんかーーーい！！！このくそちょろスパイダーめ！！！

話逸れるけど、ワールドツリーの観光名所設定がプププトレインで拾われないかとずっと思っている。マップで出したりとかさ、ほら、色々やりようあるじゃん？閑話休題。

故人に対して想いを共有できそうと見るや少しではあるものの心を開くところ、喪に服してる未亡人ﾑｰｳﾞが完璧すぎますね。そういうのやられる度にこっちとしては惚れ直さざるを得ないので勘弁してほしいところです。つっけんどんな態度は思い入れのあるお城を守るためのものなんですかね。尊い……。

名前を名乗ろうとしないのもしんどみが深いです。女王様あっての従者だから、不在なら名乗る価値もないと……？負い目を感じてるが故の行動だろうけど……それにしても自虐的すぎて見ててつらいのでもっと自分を大事にしてくれ！！！！！でもそんな君も好きだよ！！！！！！！

てか、考えてみると小説シリーズに地味によく出てますよね、タランザ。つばさ文庫時空でもトリデラの事件を経験してるっぽいカービィからしてみたら、トリデラ・大迷宮・ハンターズZ・今回の事件とで、タランザがなんかやらかすの4回目ですよ。動機は他者に謀られたり命令に従ったりしたのがほとんどとはいえ、数でいうとマホロアより多く事件に関与しててよっぽど困ったちゃんですよ。再登場するたび精神のバランス欠いてる感あるし、今度こそなんとかなるんでしょうか。ならなかったらポップスター屈指のメンタルやば男の称号を与えます。

新キャラちゃんかわいい。見た目か弱そうなのに宇宙を旅してるって経歴、結構スケール大きいですね。といってもアドレーヌも宇宙規模で絵の修行に出てるから、この世界そんなんばっかりかも。

なんでセクトニア様のこと知ってるんだろう。辺境の星のさらに一部地域（しかも上空にあるのでアクセス方法限られてる）の女王様って割とローカルじゃないですか？起こした異変で一番規模の大きいのがトリデラだったわけで、宇宙レベルでいうとそんなに知名度は高くない気がするんですが。

あとデザインも気になる。トリデラの天空の民たちって、味方だからかみんな白い肌にカラフルな髪って統一感あるんですけど、虫の一族は敵として出てくる都合もあってカラーリングもデザインも色々バリエーションありますよね。そこいくとピリカちゃんは、顔立ちと服装は花の民っぽいけど、触覚がありつつ虫の女王様に憧れる描写もあってどっちともとれないような……。深読みしてしまう。宇宙を旅してるっていうからフロラルド出身じゃないのかもしれないですけど。

ここまでは試し読み分だけ読んで書いたやつです。

読みました。

タランザ、どうしてそんなに一途なんだ。

今はもうないたったひとつの存在に、どうしてなにもかも捧げてただ待つことができるんだ。

今回のタランザ思ったより事件に関与してなくてウケる！！！思い出話しただけじゃん！！！超穏やか！！！メンタルやばおとか言ってごめん！！！！！！

つうかエピローグやばい……まじやばい……（語彙のないオタク）（今回2回目）

セクトニア様が完成された存在であることを強調する描写に胸を打たれた。模倣犯が出ようと思想が道徳的に否定されようとセクトニア様の永遠性は揺らがない……なぜなら過去は誰にも変えることができず永遠であるため……。不変の存在……不世出の女王……。

グーイのマイペースショタっぽい喋りすごいイメージ通りで好きとか、小説のオリキャラ腹黒チルドレン大杉問題とか、デデデが盛大にブーメラン投げて案の定刺さってて笑ったとか、クーとメタナイトのクールキャラ組がIQ高いのいいよねとか、そういうの全部、数ページしかないエピローグに持ってかれた。

こういう、幻想の中で永遠となった存在が現実に影響を与え続ける的な描写めっちゃ好きなんすよ……好みドツボなんすよ……ずるい……。

やっぱなんかこう、読んでて改めて思ったんですけど、トリデラの二人のすれ違いってやっぱり、正気を失って変わってしまったセクトニアのこともタランザが全然愛せてしまったのが、かえって何もかも悪い方向に向かってしまったのかなって思ってます。ビッグバン戦直前になってようやくカービィに味方したみたいに、暴走するセクトニア様をもっとどこかで早く止められていれば、トリデラの悲劇とは違った結末になったんじゃないか。

で！！！も！！！あんなことがあってもタランザがセクトニア様を想う気持ちを変わらずずーっと持ってることが！！！悪の女王に憧れる人がもう現れてはいけないと考えてはいるのに、見知らぬ人にも女王様の思い出話をしたがるような（ピリカちゃんはお城を見たがっただけなのに話してやるって言いだしたのはタランザのほう……）若干どうしようもない感のある愛情をずっと抱えていることが！！！いつか報われる道に繋がると！！！ハッピーエンドに繋がるんじゃないかと！！！私はそう思います！！！

そこらへんの良さみを再確認できる良いエピローグでしたね……。さいこう……。

てかワールドツリー消滅してたなんて知らなかったそんなの！！！

そんな描写あったっけ？って考えたら、真格クリア後の青い花びらが舞うシーンが一番それっぽい解釈できそうかな……。ゲーム本編だと観光名所化してるのと、公式Twitterでタランザがちょくちょく世話してるのとで現存してると思うけど、つばさ時空だと消滅ルート辿ったんだろうな。えーとじゃあハンターズZのは……いやでもあれ夢オチだしな……。

でもワールドツリーがなくてもセクトニアのことを想う気持ちに変化はなくて、きせき的に残った名残を大切に育てて成長を見守るラストは穏やかでいいなと思いました。タランザがつばさ史上最高に穏やかな心持になっていてくれてよかった。

感想は以上です！！！
高瀬先生、素敵な小説をありがとうございました！！！

最後に拍手返信です。

Tさん＞うわーい！お絵かき投稿ありがとうなんて言ってくれてありがとうございます！（？）
そうです羽とフリル、いつもはコピペとブラシでﾋﾟｬｯと済ます（こら）んですけど、前回はちょっと描き込んでみたりなどしました。女王様の華やかさがちょっとでも表現できてたら良かったです。タランザは自分の心の闇部分まで他人の事で満ちみちているところが魅力のひとつだと思うので、そこ踏まえるとダークちゃんも大変かわいく思えますよね。

岩崎先生の作品も富士葵ちゃんも、最近の私にパワーをいっぱいくれるので好きです。葵ちゃんはおうた動画が豊富で入りやすいですよ。かく言う私も『月のワルツ』カバーから入りました。そうしていつかAoi.chの深淵に踏み込むとよい……。この機会におひとついかがでしょう。

やー、個人的にジャンル変更なんも悪いことじゃないと思っていますし……。前ジャンルに砂かけだけはマジでギルティですけど、それさえしなければどうとでも……。というか私自身、二次創作活動10年のうちジャンル変更は5回・HN変更4回やってて、他人を責められる義理ではないですし……。おすし……。